基礎課程
基礎課程のねらい
社会福祉士として共通に必要な価値・知識・技術を学び社会福祉士の専門性の基礎を身につける。
【到達点】
①社会福祉士の倫理綱領を実践に結びつけて理解する。
②社会福祉士に共通する専門性の基礎を身につける。
③スーパービジョンの実践モデルを踏まえた実践ができる。
④実践力や専門性を高めるために自己研鑽ができる。
⑤実践研究の基礎を身につける。
基礎課程では、社会福祉士の基礎的なことを学ぶことにより、専門職としての価値の土台づくりを行う。つまり、基礎課程は、社会福祉士として共通の価値や知識、技術を身につけるためのスタートラインである。共通に共有すべき力量を作る基盤として,共通の研修過程があり、「社会福祉士の実践力を担保するための価値・知識・技術の共通基盤」ということである。
参考:日本社会福祉士会 生涯研修センターホームページ 「社会福祉士として共通基盤を有すること」
基礎課程の枠組み
基礎研修Ⅰ
社会福祉士としての自覚を促すとともに実践の基礎となる。
価値・知識・技術について理解する。
【具体的な科目】
社会福祉士会のあゆみ,生涯研修制度
ソーシャルワーク理論
社会福祉士の専門性
権利擁護・法学
倫理綱領と行動規範 など
基礎研修Ⅱ
社会福祉士として共通に必要な実践の基礎的知識や技術を学ぶ。
【具体的な科目】
ソーシャルワーク理論系科目
相談援助の視座と社会福祉援助の展開過程
実践のためのアプローチ
自立生活支援とコミュニティソーシャルワーク
地域開発・政策系科目
社会資源の理解と社会資源開発
連携システムのあり方とネットワーク構築
地域福祉における福祉政策と福祉計画
社会福祉調査の方法と実際
人材育成系科目
スーパービジョンとは
権利擁護・法学系科目
社会福祉における法
ソーシャルワークと権利擁護の視点
実践評価・実践研究系科目
実践研究の意義と方法
実践研究のための記録
実践評価・検証の方法
基礎研修Ⅱ募集要項(2024年度)
基礎研修Ⅲ
社会福祉士として共通に必要な知識・技術をふまえた、実践の展開を学ぶ。
【具体的な科目】
ソーシャルワーク理論系科目
実践事例演習
地域開発・政策系科目
地域における福祉活動
地域の課題の解決に向けた具体策について
人材育成系科目
スーパービジョンモデルセッション
新人教育プログラム
権利擁護・法学系科目
意思決定支援
実践評価・実践研究系科目
対人援助と事例研究
事例研究の枠組み
事例研究の方法としてのケースカンファレンス
事例研究のための事例のまとめ方
相談事例検討会
サービス管理・経営系科目
社会福祉の組織と組織マネジメントの意義・会議運営
福祉サービスにおける質の評価とサービスマネジメント
リスクマネジメントと苦情解決システム
事例研究
相談事例検討
基礎研修Ⅲ募集要項(2024年度)
基礎課程は,基礎研修Ⅰ〜Ⅲを6年間で修了することで認定社会福祉士のための単位(8単位)となります。