理事改選に伴う、立候補者の抱負
荒木 求州
三重県社会福祉士会を主体とするリーガルソーシャルワーク研修の開催ができるかを検討し、遂行できるように取組みます。
令和4年度から本協会理事に就任し、加えて司法と福祉の委員会に所属しながら、司法福祉の普及啓発に努めてきました。また、社会福祉士会役員として大学へ司法福祉の講師をさせていただく機会もありました。
国家試験では、令和6年度から新カリキュラムとして「刑事司法と福祉」に名称は変わり、司法領域で社会福祉士が果たすべき役割が担えるよう教育内容が見直されました。履修時間も増加し、今後、社会福祉士が司法分野になくてはならない存在になるものと思われます。そのため、社会福祉士自身のキャリアを問わずして司法福祉の新しい知識を得なければならない時代に突入します。社会福祉士はそんな期待を背負う国家資格でもあることから、私は、皆様の司法福祉における自己研鑽の場を三重県に創りたいと考え立候補しました。
井谷 礼
ソーシャルワーク専門職である社会福祉士として相談援助の活動を地域で実践し続けていく事が、一人ひとりの幸せに繋がり、そして誰もが住みやすいまちづくりに結実するものと考えています。しかし、個人の立場でこの事を実践して行くためには自ずと限界があり、社会福祉士会の活動を通じて、微力ながら今後の社会福祉士の社会的認知が拡大し、誰もが住みやすい地域づくりに貢献することができればと考え、立候補させて頂きました。
地域共生社会の構築や昨今の社会情勢をはじめ、人々を取り巻く環境が激変する中、社会から求められる社会福祉士の役割も変化拡大しており、地域で様々な分野での活躍が望まれています。会員の皆様がそれぞれの地域・活動フィールドでソーシャルワークの専門性を発揮できるように、そして地域で暮らす人々に明るい未来を描けるよう努めていきたいと考えております。よろしくお願い致します。
岩崎 和人
2015年の入会以来、社会福祉士会の組織率向上に貢献できるよう、社会福祉士会活動の魅力発信に努めてまいりました。また、所属している委員会主催の研修をはじめとした活動への参加を通して構築された県内外を問わない専門職ネットワークは、今や私のソーシャルワークにおいてかけがえのない存在となっております。
本会の会員の皆様が活動を通してつながり、一体となることができれば、社会福祉士の地位向上、資質向上に繋げていきたいと考えており、これら会員活動を社会福祉士会の魅力啓発、県内地域におけるさらなる認知度向上に繋げていきたいと考え、この度は本会理事に立候補させていただきました。
三重県社会福祉士会の認知度向上は、三重県内の地域福祉向上にもつながるとも考えております。そのような活動の一助となれるよう頑張ります。
大久保 那央子
資格取得以前より、こどもが中心で、こどもが明るくすごせる社会であってほしいと願っていました。近年、スクールソーシャルワーカーなど、社会福祉士としての児童福祉分野での活躍も増えつつありますが、専門資格としての位置付けは、まだまだ発展途上であると感じています。今回立候補するにあたり、児童福祉分野での専門性の必要について広く周知できたらと考えています。
また、私は現在子育て中で、未就学の子も居ます。平日は保育所利用もしている働くママです。社会福祉士会での研修への参加や委員会活動においては、託児の心配や、平日の穴を埋める様な週末の子どもとの関わりの大切さなどとの両立に、奮闘しています。Zoom会議やオンライン研修も増えつつあり、移動時間の短縮に嬉しく思っています。
今後は、より一層、子育て中の社会福祉士が自己研鑽や活躍できる場の拡大や参加しやすい雰囲気作りも行っていきたいと思っています。
奥井 邦子
私はこれまで三重県社会福祉士会の様々な委員会で活動し、運営や会員との交流をしてきました。さらに今期では三重県社会福祉士会の理事を2年間させて頂き、会の運営等について検討し、意見を述べる機会もできました。独立(自立)型社会福祉士支援委員会では委員長として2年間の活動し、独立を希望する会員と独立している会員に対する研修の実施や様々な意見交換等をしてきました。
今後も、三重県社会福祉士会の運営等の検討や会員や地域のために尽力をつくしていきたいと思っています。 そして、独立(自立)型社会福祉士支援員会では委員を増員して、独立を希望する会員と独立している会員のために希望に添えた研修企画や実践報告、意見交換、交流会をして委員会を盛り上げていきたいと考えています。
そのためにも次期も理事に立候補して、より会員のために運営等に力を注ぎたいと思っております。どうかよろしくお願いします。
尾畑 ちひろ
私は、平成15年3月に社会福祉士資格を取得し、その4月より三重県社会福祉士会の会員になりました。当初は、三重県で行われる研修や社会福祉士の横の繋がりをもちたいをいう想いで入会しました。成年後見ぱあとなあが発足され、研修を受け後見活動をさせていただいたり、災害コーディネーターの研修に東京に行かせていただいたり様々な有意義な勉強と経験をさせていただきました。災害福祉委員会、司法と福祉の委員会の委員となり、そこで様々な活動を通し、社会福祉士会という中での私の存在意義についても考えるようになりました。今年で、社会福祉士として21年目となり、微力ではありますがこれまでの自分の経験を生かし、この会で出会った仲間に推薦もいただき立候補させていただきました。横の繋がりを大切に笑顔を忘れず精進したいと想います。宜しくお願い致します。
叶田 寛人
普段は、急性期病院MSWの業務に就いており、その傍らで、介護・医療従事者向けの研修会や、地域課題に対して取り組む活動を行っております。昨今は、核家族化から単身世帯への移行により、身寄りがない、親類疎遠、生活困窮など、社会的背景に課題を抱える方が目立ち、医療機関単独だけでは解決できず、地域の自助グループ、行政、地域包括支援センター、ケアマネジャーなどの連携は欠かせません。そうした中で、社会福祉士としての役割を持ち、課題解決に取り組むことの重要性が高まっています。三重県社会福祉士会においては、高齢者権利擁護支援委員会にて、まだまだ多くの地域課題があると実感することになりましたし、実習指導者委員会での活動は、カリキュラムの変更に伴う、実習指導の在り方も考えさせられ、常にアップデートが必要と感じております。教育から共育へ、会員・会員外の方も含め、研鑽できる機会が持てるような取り組みができればと、考えております。
北 由美
私は人権擁護(権利擁護)に携わりたく、また、本人が不利益にならないよう多様な社会資源とネットワークを活用した支援がしたく、ソーシャルワーカーで生きる道を選びました。障がい児者、医療、高齢者、就労、困窮、司法と重複的に関わってきたなか、ミクロ・メゾ・マクロの連続性の視点なしでは支援はできないと感じています。
現在、地域社会では諸問題が顕在化、焦点化され、社会福祉士の活動・活躍の場も広がりを見せています。今や個別支援では解決できず重層的支援・多機関連携の重要性は多くの専門職が知るところであり、ソーシャルワーク知識と技術を駆使した支援が幅広い分野で求められている状況は急速に進んでいます。
私たち社会福祉士は個人と地域が抱える諸問題に目を向けながら、新たな時代の福祉を支えています。このようななか私は、微力ではありますが社会福祉士会会員として同じ価値と倫理綱領を持つ会員と協働し、人の尊厳の尊重と社会福祉の増進に寄与することに尽力いたしたく立候補した所存です。
齋藤 眞寛
三重県唯一の児童家庭分野認定社会福祉士として、また、障害児領域の研究をする社会福祉学修士として、地域の子どもたちを取り巻く環境をよりよくしていきたいと考えております。
児童家庭分野で働く社会福祉士は非常に少なく、認定社会福祉士も全体の5%程度です。児童虐待などが社会問題となり児童家庭分野のソーシャルワーカーが求められる中、育成は進まず児童分野の新国家資格の検討が進められています。改めて児童家庭分野のソーシャルワーカーの繋がりを広げるとともに、社会福祉士の在り方を検討する必要がある時期に来ていると思います。
佐脇 幸恵
近年の少子高齢化の進展と世界構造の変化、多様な生活課題の出現等により、福祉サービスへのニーズは高まり、今後、社会福祉士の需要はさらに高まると予想されています。一方で、若い人材の数は減少し、社会福祉士を目指す若者は少なくなっている現状にあります。このような状況にある中、三重県社会福祉士会では入会促進及び退会抑制や会員の学びと交流の場づくり等を重点目標に挙げ、取り組まれてきました。これらの目標は今後も引き続き取り組む必要があり、目標達成に向けて自身も力を尽くしたいと考え、立候補いたしました。三重県内における社会福祉士資格取得者の増加及び入会促進、退会抑制に向けては、社会福祉士や三重県社会福祉士会の存在意義と魅力を改めて確認し、子どもを含めた地域の皆様、有資格者の皆様にいかにそれらを発信していくかが重要になると考えます。有資格者が入会しない理由、退会する理由をしっかりと把握しながら、それらの理由の分析を踏まえたアプローチを検討すると共にソーシャルワーカーのやりがいや魅力を多くの方に知ってもらえるようSNSの活用や老若男女問わず楽しめるイベント開催等を検討して参りたいと思います。また、社会福祉士養成校教員として、会員の皆様と社会福祉士を目指す学生とが交流できる場づくりも進めて参りたいと考えています。よろしくお願いいたします。
塩井 崇
今まで、社会福祉士会での委員会活動を行うにあたり三重県社会福祉士会の活動に貢献したいと思い理事に立候補いたしました。
これまでの経験を活かし、福祉の分野での今後の課題による挑戦に立ち向かい、共に成長する機会を会員の方と一緒に創り上げていきたいと思います。
また、多様性や共生社会において社会福祉士として、地域への貢献にも積極的に関わりを持ちたいと考えております。
心より皆様のご支援を賜りますようにお願い申し上げます。
杉田 宏
これまで三重県社会福祉士会では、災害福祉委員会・ぱあとなあみえ等にたずさわり、災害時要援護者と呼ばれる障害のある人に対する事業支援に関し、事業所に協力をあおぎ、避難訓練を行ったりして、災害時のニーズを把握したり、研修会の企画等を行ってきました。来年度は、三重県に災害が発生した際、社会福祉士会として、どのような動きをとるべきかについて、事務局と協力しながら委員会でマニュアル案を作成したいと考えています。
こうした取り組みを進めるため、社会福祉士会の理事として、立候補をさせていただきました。よろしくお願いします。
田中 明子
社会福祉士の活動は、平素の実践活動とネットワークによる相互の連携のもと、Well-beingを追求することだと考えます。しかしながら、三重県社会福祉士会の活動状況は、会への加入率の低調さや会員が求めているものに継続的に応えているのか、会員として活動することの意義はどこにあるのか、機能団体としてのネットワーク形成はどうなっているのか、自分自身のこれまでの社会福祉士会との距離を考えとき、答えはでませんでした。そこで、自分自身が会の活動に身を置き得られるものや物事の本質を見極めるスキルを身につけることで、答えを探していくのも一つの方法だと気づき、理事へ立候補しました。
理事としての活動は全く不案内ですが、未加入の社会福祉士に、三重県社会福祉士会の活動を知っていただくところから始められればと考えています。これは、私自身の学習でもあります。知らないこと、わからないことを教えていただきながらみんなで活動を盛り上げていくことが、少しでも地域共生社会への寄与となることを願っています。どうぞよろしくお願い致します。
逵原 勝
社会福祉士として実践力が求められているなか、実践力を担保するための基礎研修制度が創設されたが、その運営についてのノウハウを次世代へ引き継ぐ役割があり、基礎研修を円滑に行い、受講者がストレス無く研修に励めるよう基礎研修運営委員会の構造の適正化、委員の負担の軽減を図っていきたい。
西 千晴
これまで、三重県社会福祉士会の生涯研修や委員会活動、支援活動を通して、社会福祉士同士のつながりや学び続けることの大切さ・ありがたさを感じてきました。
令和3年度からは、理事としての活動をはじめ、各委員会での活動にも力を入れ、社会福祉士や社会福祉士会の魅力を会員やこれから社会福祉士になる方々に伝えようと活動してきました。
その中で、先輩社会福祉士からいただいた学びやつながりを、次の世代に伝えていく大切さややりがいを感じています。
引き続き、自己研鑽を積みながら、理事として会員や会のために活動したいと思い、立候補しました。
坂野 吉子
三重県社会福祉士会に所属して以来、研修等様々なスキルアップに力を貸してもらってきました。ぱあとなあみえでの成年後見活動では自身のスキルアップと共に、ぱあとなあみえ所属の会員の皆さんの支援活動に取り組んできました。会からの恩恵に甘んじている状況から、能動的に取り組みたいと考えたことから、今回、理事に立候補することと決意しました。三重県社会福祉士会の更なる発展に力を注ぎたいと考えています。
平井 俊圭
40年以上にわたり社会福祉協議会で地域福祉や相談支援に従事してきた経験を生かし、三重県社会福祉士会の理事に立候補いたします。それぞれのニーズに基づいて障がい者作業所の設立や地域ケアシステムの構築、悪徳商法対策など地域課題解決のための市民の主体的な参加を促す仕組み作りに尽力してきました。これらの成果は研究者や出版社からの要請もあって70冊を超える書籍や雑誌にもまとめています。現在では法人を代表する立場になりましたが、他の社会福祉法人の皆さんと共に、社会貢献や相互支援に取り組む活動にも尽力しています。
社会福祉士の役割は名称独占の枠を超え、社会からの期待が高まり、活動分野も広がっています。私は、一人ひとりの会員が一層自らの能力を高め、社会情勢に応じた資源開発やアクションを起こせるように導くことで、諸先輩方が築いてこられた社会福祉士会の信頼性を貢献度をさらに高めたいと考えています。
福田 雅文
社会福祉士の地位向上及び資質向上のため、平成30年5月から本会副会長として活動してまいりました。
今後も、会員の皆様が充実した活動ができるよう本会運営に努力し、ひいては三重県の地域福祉推進の一助をなるべく尽力してまいります。
程川 淳司
私は、これまで三重県社会福祉士会の取り組みに参加させて頂いておりました。取り組みに参加させて頂く中で、社会福祉士が多種多様な場所で活躍されてることを、改めて実感し感銘を受けました。
和谷の所属は医療機関です。医療機関だからこそ、地域の社会福祉士みなさまの力が必要であることを日々痛感しております。そして多くの社会福祉士と、日々の連携が必要であること、更に多様な場面で社会福祉士の取り組む場面が期待されていることに気づきました。私は、医療ソーシャルワーカー協会と連携も深めていることから、横断的に取り組んでいます。
そこで、日頃より学びの場を提供して頂いている三重県社会福祉士会理事の役割に身を置き、今まで以上に社会福祉士の皆さまに携わらせて頂きたいと思いました。三重県社会福祉士会員の皆様の教育・研究のバックアップが出来るように尽力していきたいと思っております。
堀之内 亜弥
私が社会福祉士を取得してから20数年が経ちました。その後、社会は大きく変化し、個の抱える生活課題は、複雑で多様化しています。その課題解決のため、制度やサービスが創設されました。それでも狭間に陥る人は存在し、課題に対応するには、ジェネラリストとして、社会福祉士の役割が期待されています。
そこで私たち社会福祉士は、社会の課題に対応するためには常に能動的に「学び」続けなければならないと考えています。さらに専門職としての「専門性」は「学び」と「実践」の両方があって習得され、スキルアップされていくと考えます。その「学び」は社会福祉士会でのさまざまな研修によって培われます。私も基礎研修会での学びや研修を通じ、生涯学び続けることの重要性に気づきました。この経験から、理事として社会福祉士での研修や組織運営に微力ながら尽力したいと考え立候補しました。よろしくお願いします。